車検を通すか乗り換えるかは「総額」で判断|比較項目と判断基準

※本記事には広告を含みます。

車検の見積もりを受け取って、「思っていたより高い」と驚いた経験はないでしょうか。今回修理をしても、また別の箇所が故障するのではないかと不安になる一方で、乗り換えにも大きなお金がかかるため、どちらが良いのか決められない方は多いはずです。

結論からお伝えすると、車検を通すか乗り換えるかは、今回支払う車検代だけではなく、今後一定期間にかかる費用を含めた「総額で判断することが重要です。

とはいえ、総額といっても、何をどこまで含めて計算すればよいのか分かりにくいものです。この記事では、乗り続ける場合と乗り換える場合それぞれの費用の考え方、判断のポイント、比較の手順を、車に詳しくない方にも分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 車検を通して乗り続ける場合に計算すべき費用
  • 乗り換える場合に計算すべき費用
  • 車検か乗り換えかを判断する7つのポイント
  • 古い車や走行距離が多い車を判断するときの注意点
  • 車検見積もりと査定額を使った比較手順
猫山さん

車検の見積もりが高かったら、すぐに乗り換えた方がいいんですか?

ひろたか

金額だけで決めるのは少し早いです。まずは、今の車に今後かかる費用と、乗り換えに必要な費用を、同じ期間でそろえて比較してみましょう。

目次

車検を通すか乗り換えるかは「今回の車検代」だけで決めない

車検を通すか乗り換えるかで迷ったとき、多くの方が「車検見積もりが20万円、乗り換える車は200万円。だから車検の方が安い」という比較をしてしまいがちです。しかし、この比較だけでは判断材料として不十分です。

車検を通して乗り続ける場合、支払うのは今回の車検代だけではありません。次の車検までの間に、税金、保険、燃料費、消耗品の交換費用がかかり、故障すれば修理費も発生します。反対に、車検見積もりが高いという理由だけで、慌てて高額な車を購入することも合理的とは限りません。

正しく比較するためには、次のように期間をそろえることが大切です。

  • 現在の車を今後2年間乗り続けた場合の総額
  • 車を乗り換えて今後2年間使用した場合の総額

2年間としているのは、車検の有効期間に合わせると計算しやすいためであり、すべての人に共通する絶対的な基準ではありません。長く乗る予定がある方は、3~5年間で比較すると、より実態に近い判断がしやすくなります。

車検に通っても今後の安全性が保証されるわけではない

もう一つ知っておきたいのは、車検の性質です。国土交通省は、車検(継続検査)について、検査時点で安全・環境基準に適合しているかを確認するものであり、車検証の有効期間内の安全性を保証するものではないと説明しています。

つまり、「車検に合格したから、次の車検まで修理や点検が一切不要」というわけではありません。車検を通して乗り続ける選択をする場合でも、日常的な点検や消耗品の交換は引き続き必要になります。この前提を踏まえたうえで、今後かかる費用を見積もっていきましょう。

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まずは比較する期間と条件をそろえよう

車検を通す場合と乗り換える場合で、比較する期間や条件がバラバラだと、正しい判断ができません。比較を始める前に、次の条件を決めておきましょう。

  • 比較する期間(例:2年間、4年間)
  • 年間の走行距離
  • 現在の車を使用する目的(通勤、送迎、レジャーなど)
  • 乗り換え候補の車(新車、中古車、カーリース)
  • 現金、ローン、カーリースなどの支払い方法
  • 駐車場代を含めるかどうか
  • 任意保険料を含めるかどうか
  • 燃料費を含めるかどうか

ただし、最初からすべての項目を含めようとすると、計算が複雑になり途中で挫折しやすくなります。まずは車検費用、修理費、車両価格、査定額といった大きな支出から比較し、判断に迷う場合に燃料費や保険料などの細かい費用を追加していく方法がおすすめです。

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車検を通して乗り続ける場合の総額

まずは、車検を通して乗り続ける場合にかかる費用を整理します。大きく分けると、法定費用、車検基本料、整備・修理費、そして次の車検までの維持費の4つです。

車検時に支払う法定費用

法定費用とは、どこで車検を受けても必ずかかる費用のことで、次の3つが該当します。

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 検査手数料

法定費用は、車種、車両重量、年式、検査の受け方などによって金額が異なります。自動車重量税は、国土交通省「自動車重量税額について」で税額の考え方を確認できます。また、自分の車の次回車検時の税額は、車検証の情報を入力して調べられる国土交通省「次回自動車重量税額照会サービス」が便利です。

自賠責保険料は、日本損害保険協会「自賠責保険料」のページで最新の保険料を確認できます。保険料は改定されることがあるため、比較のために金額を書き出す際は、必ず現時点の公式情報を確認してください。

法定費用と整備費用の違いについては、車検費用の内訳を詳しく見るで解説しています。

車検基本料や代行手数料

法定費用のほかに、車検を依頼する店舗へ支払う費用があります。名称や内訳は店舗によって異なりますが、次のような項目が挙げられます。

  • 点検料
  • 車検基本料
  • 検査料
  • 申請代行料
  • 診断料
  • 部品交換工賃

同じ「車検基本料」という名称でも、含まれる作業の範囲は店舗によって違います。金額だけを見て高い・安いを判断するのではなく、見積書の内訳を比較することが大切です。車検を依頼できる店舗の種類と特徴は、車検を受ける場所の違いを確認するで詳しく解説しています。

今回必要になる整備・修理費

車検の見積もりが高くなる主な原因は、整備・修理費です。年式が進んだ車や走行距離が多い車では、次のような項目が見積もりに含まれることがあります。

  • タイヤの交換
  • ブレーキ関連の部品交換
  • バッテリーの交換
  • ワイパーゴムの交換
  • ライト類の不具合の修理
  • オイル漏れの修理
  • ドライブシャフトブーツなどのゴム部品の交換
  • マフラーなど排気系部品の修理
  • 警告灯の原因となる箇所の修理

ただし、これらの部品がいつ交換時期を迎えるかは、車種、使用状況、保管環境、部品の状態によって大きく異なります。車の架装に関係する仕事をしている立場から見ると、同じ年式・同じ走行距離の車でも、部品の状態や取り付け方によって判断が変わる場合があります。実際に必要な整備は、車両を確認できる整備工場の説明をもとに判断してください。

次の車検までに発生しそうな費用

総額で比較するためには、今回の車検に通すための費用だけでなく、次の車検までにかかりそうな費用も見込む必要があります。主な項目は次のとおりです。

  • 定期点検の費用
  • エンジンオイルなどの消耗品費
  • タイヤやバッテリーの交換費用
  • 故障が起きた場合の修理費
  • 自動車税または軽自動車税
  • 任意保険料
  • 燃料費
  • 駐車場代

将来の故障をすべて正確に予測することはできません。そこで、過去の整備履歴や整備工場からの説明をもとに、「近いうちに交換が必要になりそうな部品」を確認し、おおよその予備費として計上しておく方法が現実的です。

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乗り続ける場合の計算式

ここまでの内容をまとめると、乗り続ける場合の概算総額は次のように計算できます。

計算項目扱い
今回の車検費用(法定費用+基本料)
今回必要な修理費
比較期間中の点検・消耗品費
予想される修理費(予備費)
税金・保険・燃料などの維持費
比較期間終了時の予想売却額

すべての項目を厳密に計算できなくても問題ありません。車検費用、修理費、税金といった大きな費用だけでも書き出せば、乗り換える場合との比較材料として十分に役立ちます。

ここで一つ問題になるのが、「現在の車に必要な整備内容が分からないと、そもそも総額を計算できない」という点です。まずは車検見積もりを取り、今回必要な整備と、今後必要になりそうな整備を確認しましょう。複数の店舗の見積もりがあれば、費用と整備内容を比較しやすくなります。その際は、最安値だけでなく、必要な整備の内容や説明の分かりやすさも比較することが大切です。

相見積もりを取るときの店舗数や比較のコツは、車検の相見積もりで比較する項目を見る(準備中)で解説しています。

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乗り換える場合の総額

次に、乗り換える場合の費用を整理します。乗り換えの総額は、「次の車の価格」だけでは決まりません。現在の車の売却額、購入時の諸費用、乗り換え後の維持費まで含めて考える必要があります。

現在の車の売却額

現在の車に査定額が付く場合、その金額は乗り換え費用から差し引いて考えられます。つまり、査定額が高いほど、乗り換えの実質負担は小さくなります。

注意したいのは、車検を受けるために高額な修理をしても、その修理費用がそのまま査定額に上乗せされるとは限らないという点です。査定額は、車種、年式、走行距離、車両の状態、市場の需要など、さまざまな要素で決まります。車検の前と後のどちらで売る方がよいか迷っている方は、車検前後の売却タイミングを確認するも参考にしてください。

次の車を購入するための費用

車を購入する場合は、車両本体価格のほかに、次のような費用がかかります。

  • 税金や登録にかかる費用
  • 販売店の諸費用(納車費用など)
  • ローンを利用する場合の金利
  • ナビやドライブレコーダーなどのオプション費用
  • 任意保険料の変化(車両保険の追加など)
  • 駐車場や保管環境の変化にともなう費用

広告などで見かける車両本体価格だけで比較すると、実際の支払総額と大きくずれることがあります。見積もりを取る際は、支払総額で確認するようにしましょう。

乗り換え後の維持費

乗り換え後の維持費も、現在の車と同じ期間で比較しましょう。確認したい項目は次のとおりです。

  • 燃料費または充電費用
  • 自動車税または軽自動車税
  • 任意保険料
  • 点検費用
  • 消耗品費
  • メーカー保証や販売店保証の有無
  • 故障したときの自己負担の範囲

燃費の良い車や税額の低い車に乗り換えれば維持費が下がる可能性はありますが、車格が上がれば税金や保険料が増えることもあります。「新しい車だから維持費が必ず安くなる」とは限らない点に注意してください。

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カーリースを選ぶ場合の総額

乗り換え先として、購入ではなくカーリースを検討する方も増えています。カーリースを比較する場合は、月額料金だけで判断せず、次の項目を確認しましょう。

  • 契約期間と月額料金
  • ボーナス払いや頭金の有無
  • 税金が月額に含まれるか
  • 車検費用がどこまで含まれるか
  • メンテナンス費用が含まれるか
  • 走行距離制限の内容
  • 中途解約の条件
  • 契約終了時の返却条件と残価精算の有無
  • 買い取りや乗り換えの選択肢があるか

これらの内容は、サービスやプランによって大きく異なります。同じ月額料金でも、含まれる範囲が違えば実質的な負担は変わるため、契約総額と契約条件をセットで確認することが重要です。カーリースと購入の違いを整理したい方は、カーリースと購入の違いを比較する(準備中)も参考にしてください。

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乗り換える場合の計算式

乗り換える場合の概算総額は、次のように計算できます。

計算項目扱い
次の車の車両価格またはリース支払総額
購入・契約時の諸費用
ローン金利や追加費用
比較期間中の維持費
現在の車の売却額
比較期間終了時の予想売却額

ただし、カーリースの場合は、契約終了時に車が自分の所有物にならないプランもあります。その場合、「比較期間終了時の予想売却額」を差し引くことはできないため、購入とまったく同じ方法では単純比較できない点に注意してください。

この計算式を見て分かるとおり、現在の車の査定額が分からなければ、乗り換えの実質負担額は計算できません。乗り換えを検討する場合は、早い段階で査定額を確認しておきましょう。

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査定を申し込む際は、次の点に注意してください。査定額は車種、年式、走行距離、車両の状態、地域、時期などによって変わります。また、オンライン上の概算額と実車査定の金額が異なる場合があります。一括査定型のサービスでは複数の業者から連絡が来ることがあるため、サービスの仕組みを確認してから申し込むと安心です。

猫山さん

乗り換えの費用って、次の車の値段だけを見ればいいと思っていました。

ひろたか

実は、現在の車の査定額、ローンの金利、税金、乗り換え後の維持費まで含めて比較する必要があるんです。査定額次第で、実質的な負担は大きく変わりますよ。

車検を通すか乗り換えるかを判断する7つのポイント

総額の計算方法が分かったところで、次は判断のポイントを整理します。金額の比較に加えて、次の7つの視点で考えると、自分に合った結論を出しやすくなります。

1.今回の車検・修理費用

見積もりの合計金額だけでなく、「何のための整備なのか」を確認しましょう。整備には、車検に通すために必要な整備と、今後のトラブルを防ぐために勧められる予防整備があります。見積もりを受け取ったら、この2つを分けて説明してもらうと、優先順位を付けやすくなります。勧められた整備の考え方は、車検見積もりの整備内容を確認するで詳しく解説しています。

2.今後予想される修理費

今回修理する箇所以外に、近い時期に交換が必要になりそうな部品がないかも確認しましょう。部品の寿命は、車種や使用状況によって異なるため、筆者が一律にお伝えすることはできません。車両を実際に確認した整備工場に、「次の車検までに交換が必要になりそうな部品はありますか」と質問してみるのがおすすめです。高額な修理見積もりが出たときの考え方は、高額な修理見積もりの判断方法を見る(準備)も参考になります。

3.年式と走行距離

「10年落ち」や「10万km」は、乗り換えを考えるきっかけとしてよく挙げられる数字です。ただし、これらは判断材料の一つであって、それだけで乗り換えを決める絶対的な基準ではありません。定期的に点検整備されてきた車と、そうでない車とでは、同じ年式・走行距離でも状態が大きく異なります。整備履歴、使用環境、保管状態、車種の特性も含めて判断しましょう。詳しくは、古い車の乗り換え判断を詳しく見る(準備中)で解説しています。

4.現在の車の査定額

一般的に、年式が進む前、走行距離が増える前、大きな故障が起きる前に売却した方が、選択肢を残しやすい場合があります。ただし、査定額がいつ、どれだけ下がるかは車種や市場の状況によって異なるため、断定はできません。迷っている段階でも、現在の査定額を一度確認しておくと、判断材料が一つ増えます。

5.故障によって車が使えないリスク

通勤、子どもの送迎、介護、仕事などで毎日車が必要な方にとって、故障で車が使えなくなることは、金額では測れない大きな負担になります。修理期間中の代車の手配、予定の変更、仕事への影響など、生活面のリスクも判断材料に含めましょう。故障のリスクを下げたい事情が強い方ほど、車両の状態を丁寧に確認する必要があります。

6.生活環境や使用目的の変化

車そのものに問題がなくても、生活の変化によって車が合わなくなることがあります。たとえば、次のようなケースです。

  • 家族が増えて車内が手狭になった
  • 子どもが独立して大きな車が不要になった
  • 転職や引っ越しで通勤距離が変わった
  • 車を使用する頻度が減った
  • 駐車場の環境が変わった
  • 長距離移動が増えた
  • 安全性能を重視するようになった

このような変化がある場合は、費用の比較に加えて、今の車が今後の生活に合っているかという視点でも考えてみましょう。

7.毎月の家計負担

車検を通す場合は、車検時にまとまった支出が発生します。一方、ローンでの購入やカーリースでは、毎月の支払いが継続的に発生します。総額が同じでも、一括での支払いと月々の支払いのどちらが家計に合うかは、家庭によって異なります。総額の比較とあわせて、支払い方が自分の家計に無理なく収まるかも確認しましょう。

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ケース別|車検を通す場合と乗り換える場合の考え方

ここでは、判断の流れをイメージしやすいように、3つの架空のケースを紹介します。登場する金額は計算方法を示すための仮定であり、実際の相場や判断基準ではない点にご注意ください。

ケース1:車検費用はかかるが、今後大きな修理予定が少ない

車検見積もりは15万円(仮定)と決して安くはないものの、内訳の大部分が法定費用と通常の消耗品交換で、整備工場からも近いうちに必要になりそうな高額修理は確認されていないと説明されているケースです。現在の車に大きな不満がなく、乗り換え資金も準備していないのであれば、車検を通して乗り続ける方が合理的になりやすいと考えられます。

現在の状況見積もりの大部分が法定費用と消耗品。高額修理の予定なし
確認すべき費用車検費用の内訳、次の車検までの維持費
向いている可能性がある選択肢車検を通して乗り続ける
決定前に確認すること予防整備の要否、整備内容の説明に納得できるか

ケース2:複数の高額修理が予想されている

今回の車検で25万円(仮定)の修理が必要になり、さらに整備工場から近い時期に別の部品交換も必要になる可能性があると説明されているケースです。現在の車の使い勝手にも不満があり、ある程度の査定額が見込める可能性があるなら、車検を通す場合の総額と、売却して乗り換える場合の総額を並べて比較する価値があります。

現在の状況今回高額修理が必要。追加の部品交換も予想されている
確認すべき費用今回と今後の修理費、現在の査定額、乗り換え候補の総額
向いている可能性がある選択肢売却・乗り換えも含めた比較
決定前に確認すること車検前の査定額、修理した場合に何年乗る予定か

ケース3:維持費を毎月一定に近づけたい

車検やタイヤ交換のたびに大きな出費が発生することを避け、毎月の支出を管理しやすくしたいケースです。この場合、プランによって税金や車検費用が月額に含まれるカーリースも選択肢の一つになります。ただし、カーリースが購入より必ず安い、得であるとは限りません。契約期間、走行距離制限、中途解約の条件、返却時の条件などを確認したうえで、契約総額で比較する必要があります。

現在の状況まとまった出費を避け、月々の支出を一定に近づけたい
確認すべき費用リースの契約総額、月額に含まれる範囲、購入した場合との差
向いている可能性がある選択肢カーリースも含めた比較
決定前に確認すること走行距離制限、中途解約条件、契約終了時の扱い

車の購入には、まとまった費用が必要になります。月々の支出を管理しやすくしたい方にとって、カーリースは検討する価値のある選択肢の一つです。ただし、税金、車検、メンテナンスがどこまで含まれるかはプランによって異なるため、月額料金だけでなく、契約総額と契約条件をあわせて確認してください。

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車検を通した方がよい可能性がある人

ここまでの内容をふまえると、次のような方は、車検を通して乗り続ける選択が合理的になりやすいと考えられます。

  • 必要な整備内容と費用が明確になっている
  • 今後大きな修理が続く可能性は低いと説明されている
  • 現在の車に不満がない
  • 比較した結果、乗り換え費用の方が大きい
  • ローンやリースの支払いを増やしたくない
  • これまでの整備履歴を把握できている
  • 現在の車に愛着がある

これらに当てはまるからといって、必ず車検を通すべきというわけではありません。あくまで、総額を比較したうえでの判断材料として活用してください。

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乗り換えを検討した方がよい可能性がある人

一方、次のような方は、乗り換えも含めて比較する価値があると考えられます。

  • 今回だけでなく、今後も高額修理が予想されている
  • 故障によって生活や仕事に大きな影響が出る
  • 現在の車が使用目的に合わなくなった
  • 安全性能や燃費性能に不満がある
  • 査定額が残っているうちに売却したい
  • 車検費用を支払うと乗り換え資金が不足してしまう
  • 修理しても長く乗る予定がない

ただし、当てはまる項目があるからといって、急いで乗り換える必要はありません。まずは総額を比較し、納得できる根拠をそろえてから判断しましょう。

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迷ったときは車検見積もりと査定額を同時に確認する

車検を通すか乗り換えるかで迷ったときは、次の手順で情報を集めてから判断するのがおすすめです。

  1. 車検見積もりを取る
  2. 車検に必要な整備と予防整備を分けて説明してもらう
  3. 次の車検までに必要になりそうな整備を確認する
  4. 現在の車の査定額を確認する
  5. 乗り換え候補の購入総額またはリース総額を確認する
  6. 同じ期間で総額を比較する
  7. 金額以外の使い勝手や故障リスクも確認する
  8. 結論を出す

大切なのは、車検見積もりを取った店舗で、その場ですぐに決めなければならないわけではないという点です。見積もり内容は持ち帰って構いません。家族と相談したり、別の店舗の見積もりと比較したりしてから、落ち着いて判断しましょう。見積もりが高いと感じたときに確認すべき項目は、車検見積もりが高くなる理由を確認するで解説しています。

猫山さん

最初に何を確認すればいいのか分からなかったけれど、車検見積もりと査定額があれば比較しやすそうですね。

ひろたか

はい。どちらか一方に決めてから調べるのではなく、両方の数字を集めてから判断するのがポイントです。数字がそろえば、あとは同じ期間で総額を並べるだけです。

車検を通すか乗り換えるかに関するよくある質問

車検費用がいくら以上なら乗り換えた方がよいですか?

「○万円を超えたら乗り換え」という一律の金額基準はありません。

車の状態、今後予想される修理費、現在の査定額、乗り換えにかかる費用によって、適切な判断は変わります。今回の車検代だけでなく、同じ期間の総額で比較することが大切です。

10年落ちや10万kmの車は乗り換えるべきですか?

年式や走行距離だけで決める必要はありません。

整備履歴、車両の状態、使用目的、今後の修理費を含めて判断しましょう。適切に整備されてきた車であれば、10年落ちや10万kmを超えても乗り続けられる場合があります。

車検を通してから売った方が高く売れますか?

車検を通すために支払った費用を、査定額でそのまま回収できるとは限りません。

車検の残り期間は査定の評価項目の一つですが、車検費用より査定額の上昇分が小さい場合もあります。売却を検討している場合は、車検前の段階で査定額を確認し、車検を通した場合と比較することをおすすめします。

車検に通った車でもすぐに故障することはありますか?

あり得ます。

車検は、検査時点で保安基準に適合しているかを確認するものであり、その後の故障や安全性を保証するものではないと国土交通省も説明しています。車検後も、日常点検や定期点検を通じて車両の状態を維持することが必要です。

車検見積もりと買取査定は同時に取ってもよいですか?

問題ありません。

むしろ、両方の金額を確認することで、乗り続ける場合と乗り換える場合の総額を比較しやすくなります。ただし、申し込むサービスによって連絡方法や査定の流れが異なるため、事前にサービス内容を確認してから申し込みましょう。

カーリースなら車検費用はかかりませんか?

契約やプランによって異なります。

車検基本料のみが含まれるプラン、法定費用まで含まれるプラン、消耗品交換やメンテナンスまで含まれるプランなど、内容はさまざまです。契約前に、どこまでが月額に含まれるのかを必ず確認してください。

記事のポイント

最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

記事のポイント
  • 車検を通すか乗り換えるかは、今回の車検代だけで判断しない
  • 乗り続ける場合と乗り換える場合の総額を、同じ期間でそろえて比較する
  • 今後の修理費、税金、保険、燃料費などの維持費も計算に含める
  • 現在の車の査定額を確認しないと、乗り換えの実質負担は計算できない
  • 10年落ちや10万kmという数字だけで、一律に判断しない
  • 車検見積もりと査定額の両方を確認してから結論を出す
  • 金額だけでなく、故障リスクや使用目的の変化も判断材料に含める

車検を通すか乗り換えるかで迷ったときは、先にどちらかへ気持ちを決めてから調べるのではなく、車検見積もり、今後予想される修理費、現在の査定額、乗り換えにかかる費用という材料を集めてから比較することが大切です。数字と生活の両面から検討すれば、自分にとって納得できる選択がしやすくなります。この記事の計算式とチェックポイントを、その第一歩として活用してみてください。

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参考サイト

この記事の制度に関する説明は、以下の公式サイトを参考にしています。最新の制度や金額は、各公式サイトでご確認ください。

【免責事項】本記事は、車検を通すか乗り換えるかを判断するための一般的な考え方を紹介するものです。個別車両の安全性、故障の可能性、車検適合性、査定額などを保証するものではありません。実際の判断は、車両の状態を確認できる整備工場、検査機関、買取事業者などにご相談ください。

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